激安中華HDMIキャプチャーカードezcap333 Game Link Rawを買ったのでレビューしてみる話。
結論から書くと最大4k30や1440p60に対応していると書かれているけど少し問題があって1080p60がベスト。音は「デバイスのタイムスタンプを使用する」のチェックを外すと音の遅延がなくなる。1080p60で取り込んでいるはずなのにカクついて30fpsになっているのはバッファリングを自動検出にすればなくなる。その際の遅延もなし。だいたい遅延は3フレームほどなので体感できない。ElgatoやAVerMediaより安く同じことができるのでおすすめ。
というわけでまずは外観とか、こんな感じ。
なんかいろいろ書いてあるけどいろいろ対応と書いてある。
ケーブルは60cm。以前別のモデルでUSBハブを挟んだら音にプチプチノイズが挟まったりしてダメだった経験があるのでこれを使った方がいいかも。あとType-C変換器など。
本体はHDMIのINとOUTとType-C端子。あとはヘッドホンとかマイクの端子。
今回はPS5から出力された映像をEZCAP333を使ってノートパソコンに接続して、パススルーから後ろのモニタへ出力して遅延を見てみる。映像は1080p60の動画。
これがIKEAのKALLAXに収まらなくてPCの隣へ追い出された悲しきPS5。
その結果がこれ。240fpsで動画を取ってノートパソコン側が0の基準になったところのフレームを取り出した。その時の後ろのモニターでは3フレームすすんでいるが起こっていることがわかる。つまりノートパソコン側が3フレームの遅延をしている。3フレームはだいたい50msなので仕様通りとなる。
OBS Studioの設定について詳しく書くと
1440pは映像が読み込めるけど色が変になる。どこかの設定を触れば治るかもしれないしHDMIケーブルがダメなのかもしれないけど現状PS5しか対応していないので今のところは使えなくても困らないかも。
1080pの設定はこんな感じ。1440pと違って色が変になることはない。
OBSで設定することは解像度を1920x1080に設定。PS5側でも解像度1080pに設定してRGB出力をリミテッドにする。ここの部分は別にフルでもいいしお好みで。設定を触った場合はOBSの色範囲も同様にフルを選択したほうがいいかもね。バッファリングは遅延が増えると思うけど実はこれをオンにしないと1080p60で取り込んでいるはずなのに映像がカクついて30fpsになってしまうことがある。これは熱暴走ではなくて遅延が起こっていてこれが起こるたびに音が少しずつ遅延していく。なのでバッファリングを「自動検出」設定する。これでカクつきがなくなる。これで遅延が拡大することはない。前述の写真を見て分かる通りこれで遅延は3フレームほどなので体感できない。
はじめに少し書いたけど音はHDMIの映像とセットにしてしまうと遅延が発生する。そこで音はOBSで別項目を作ってからHDMIから取り込んで「デバイスのタイムスタンプを使用する」のチェックを外すと音の遅延がなくなる。
こういうときに限って原神のアップデートがきてめんどくさい。
動画をキャプチャーしないと伝わらないので下に撮影した動画を用意した。残念なことにデスクトップPCだと音声がきちんと出力されたんだけどノートパソコンだとダメだったので音はなし。ノートパソコンのスペックはDell Inspiron 14 Ryzen 5 5625U 16GBなのでスペックが足りないとかはあるかもね。どこか設定の問題かもしれないけどノートパソコンでこれを使うことはないのでなしで。原神のところでは横のスピーカーではなくモニター側のスピーカーなのでちょっとひどい感じだけど遅延がないことが伝わればいいのでヨシ。
というわけでそのまま使うと音の遅延問題が発生するものの解決方法は簡単なので問題なし。遅延は3フレームほどなので並べてスロー再生にしないとわからない。アリエクスプレスから購入するのがおすすめ。
ezcap333の上位モデルなどもありezcap326 GameDock Ultraがそうなんだけどそこそこお値段が高くてブランド品が買えるくらいになってしまう。機能的な違いは4Kp60パススルーができるか程度なのであまりおすすめしない。
ezcapの種類が多くて違いがわからない場合はさっきの商品説明の下の方にある「COMPARISON」の下の「Game Capture Products Comparison」からPDFで比較が出ているのでそれを見ればいい。
製品の比較をする場合はこの動画を見るとわかりやすいかも。レイテンシーが50ms以下のものがおすすめ。このezcap333以外でおすすめのものを下に貼っておく。こっちは保証もついてるからね。