Cooler Master Silencio S600 を買ってみたのでレビューしてみた。
Define R6を買う前にこれを買ったんだけど残念ながら手放す結果となった。理由は静音を謳っていながら実際はHDDを載せると共振はするしシーク音とかが響いてしまうため。それはともかくとして、当時の写真が残っているので外観とか見て。
フロントパネルは開けられる。そして、逆に開けられるようにネジを変えることもできる。裏面にはご自慢の吸音材。後5インチベイが1つ。
フロントのフィルターはDefine R6と違って簡単に取り外せる。
上はこんな感じ。珍しくSDカードリーダーもついている。
メッシュタイプに交換可能。
背面はこんな感じ。ネジを取ればPCIEスロットにアクセスできる。
PCの底面はこんな感じ。ペラペラのフィルターが挟まっている。RM750なんかは負荷がかかっていないときはファンが回らないため豪華なフィルターなんてなくてもいいけどね。
中にアクセスする前にネジを外すのが硬いので百均のアイテムで開けることにした。
ネジは取れないようになってる。ちょっと親切。
サイドパネルには吸音材。
フロントファンは1つ。静音と冷却はトレードオフ。ただ、5インチベイが上にあるとフロントに簡易水冷クーラーをつけるときにちょっとめんどくさいだろうね。
というわけでさっそくマザーボードを設置。
グラボを載せるとこんな感じ。これは多分RTX 2060 Superだったかな。
5インチベイには全く使わないDVDドライブを載せてみる。
HDDは3.5インチで下に3つと壁に1つ取り付けられる。
HDDはプラスチック製のレールをはめる。ツールレスは聞こえはいいけどこれのせいであんまり静音ではないというわけ。HDDをつけなければ静音というならばPCケースなんて使わなくても静音と言える。悲しいね。
WD60EZAZはHDDとしては3枚プラッタでかなり静かな部類なんだけどこれでうるさいのは致命的だった。
というわけで2つ搭載。この時点でかなり嫌な予感はしていたよ。絶対静音じゃないだろうなって。サイドパネルにしっかり吸音材が貼ってあるのにHDDの奥のところにはそんなものついてないからね。
2020年は2.5インチSSDを使っていたのでこれをはめてみる。ここもツールレス。マザーボードを設置した後に刺すことができる。2.5インチのSSD用は下のものを、3.5インチのHDD用は上のものを使う。そう、HDDを固定する気なんてまったくないのだ。
今回は事前に用意した延長コードをつかって電源をとっているがそうしなくてもつなげることができる。でも狭いので延長コードがあったほうがいいかもね。
一応それなりに固定されているので脱落することはない。が、ネジ止めではないので不安なことには変わりない。
最後に
騒音順としてはこんな感じ。
ファン全開 > HDDのシーク音 > HDDの回転音 > ファン低回転 > ファン停止
というわけでHDDを載せなければPCケースなんて使わなくてもグラボも水冷も電源も全部ファンが止められるので無音というわけ。世の中にはコイル鳴きするグラボもあるけどそれは壊れてるから交換してもらって。このケースはHDDが共振するほどペラいので残念だけど手放す結果になった。
デザインは静かな感じですごく良かったんだけどね。
参考
https://www.coolermaster.com/jp/ja-jp/catalog/cases/mid-tower/silencio-s600/